意外とかわいいチャドクガの幼虫

我が家には立派な山茶花があります。
山茶花って雪が降るときにちょうど咲くのできれいなんですよね。

しかーし！夏になると悩みの種。
ちくちくの虫が・・。このぶら下がってる奴ね。


チャドクガの幼虫です。
葉っぱの裏にお行儀よく並んでいる姿は見覚えがあると思います。が、その写真は割愛させて頂きます。
こいつは防御のために毒針をとばします。その毒針は布団や洗濯物についたりしても効力を発揮する。
うまい具合に枝を切ってそのまま火あぶりにしようものなら、煙と一緒にこの針が飛んでいくという大変往生際の悪い輩です。
こいつに刺されると夏中苦しむことになるのです。

でだ、そいつが山茶花にやってくるのです！団干せない・・。
見つけ次第すぐにじーちゃんが捕獲して、その後山茶花全体に農薬をまいてくれます。

ある日その駆除風景を見ていたときに気づいたんです。

彼らは集団でお行儀よくむしゃむしゃと葉っぱを食べますが、時々みんなで歌を歌うように首を振る。
食べ終わるとこれまたお行儀よく一列になって次の葉っぱに移動する事を発見！
すぐ隣の葉っぱに移動するのではなく、虫さんにとっては少し遠いかな？と言うような柔らかい新芽に向かって移動していくのです。
その姿がなんだかかわいくて・・・。うっとり。

それを見て以来チャドクガを観察するのが楽しくて・・（手の届かない遠くでよ）

ちなみによく似た虫でアメリカシロヒトリの幼虫がいます。
極悪な風体をしていますが、実はアメリカシロヒトリの幼虫は刺されても無毒。多少のアレルギー症状が出る物の特に問題ないそうです。でも食害がひどいのでやっぱり駆除の対象にはなるそうです。

ああ、でもこの記事書いているだけで、なんだかかゆくなって来たぁぁぁぁ(T_T)